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プルーン

バラ科
英語名:prune
仏語名:prune
乾燥果はミネラルや鉄分に富み、健康食品としても人気の高いプルーン。お菓子やデザートの素材としても、多彩に使える果物です。よくプラムと同じに扱われますが、実はプラムとちょっと違うプルーンの魅力をご紹介します。

プルーンの由来と特徴

プルーンはバラ科の落葉樹で、春先に白い花をつけます。収穫時期は7月から9月。収穫の早い時期は果肉がやや固めで、酸味がやや勝っていますが、遅い収穫で完熟したものは果肉も柔らかく、甘みを多く感じます。果実はプラムに比べ縦長で、やや茶色がかった紫色。種(核)が大きく、種と果肉が離れやすいのも特徴でしょう。「セイヨウスモモ」という和名も持っています。
原産地はカスピ海沿岸のコーカサス地方といわれており、その歴史は紀元前にさかのぼります。その後ギリシャやローマに伝わり、ヨーロッパに広く定着。19世紀にアメリカ大陸に伝わりました。現在の世界的な産地はアメリカ合衆国のカリフォルニア。
日本国内では比較的雨の少ない(雨で裂果が起きやすいので)長野県、青森県、北海道などで栽培されており、長野県が生産量全体の約60%を占めています。
生食でも美味しいプルーンですが、やはりポピュラーなのは加工食品。干したドライプルーンをはじめ、ジュースやシロップ、ジャムなどに加工され、世界中で広く愛好されています。ドライプルーンは、フルーツケーキやタルトなどには欠かせない材料ですね。

プルーンの効能

乾燥したプルーンは、ビタミンA、鉄分、カロテン、カリウムなどのミネラル、繊維質をバランスよく含んでいます。糖代謝の調節、抗酸化作用、緩下作用などにより、高血圧予防や便秘予防、生活習慣病の予防などに効果があるといわれています。

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