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サンショウ酒

サンショウ(山椒)

日本全国の山野に自生するミカン科サンショウ属の落葉低木です。若芽、葉、実が樹皮など殆どすべての部分が古くから日本料理の香辛料や添え物として、広く用いられています。幹や枝には小さなトゲがありますが、若芽や葉は色も鮮やかで独特の芳香と辛味があり、吸い物や和え物、煮付けなどには欠かせないものです。球形の実は、生では青ザンショウと呼ばれ、吸い口やあしらいとして、乾燥させたものは粉末にして粉ザンショウとして使われます。特に粉ザンショウは鰻料理には欠かせないものです。
古くは「はじかみ」とも呼ばれていました。これは、辛くて、食べると「顔をしかめる」ということから由来しているようです。「山椒は小粒でもピリリと辛い」という格言も有名ですね。
シトラネール、サンショール、タンニンなどを含み、健胃整腸、解毒、利尿などの効能があるといわれています。

材料

サンショウの葉 400グラム
35度焼酎甲類(ホワイトリカー(1)) 800ml
1リットル容量の容器を使用する場合の分量です。
使用する容器の容量によって分量は可変させて下さい。

作り方

  1. 葉は水でよく洗い、水気を完全に拭き取ります。
  2. 葉をそのまま全て容器に入れ、ホワイトリカーを注ぎ、漬け込みます。
  3. 2~3ヶ月で飲めるようになりますが、熟成期間は長いほど良質なリキュールができます。葉はそのまま漬けて熟成させます。
ワンポイントアドバイス
  • 葉は春から秋が漬け頃。なるべく色の鮮やかなものを使いましょう。茎のトゲに注意して洗ってください。
  • 葉だけでなく、実や樹皮を一緒に漬け込むことも可能です。樹皮は1年中大丈夫ですが、実は7~9月が漬け頃です。
おいしい飲み方・使い方
  • ストレートでもオンザロックでもOK。和食への香りづけにも使えます。
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