お酒との上手な付き合い方お酒との上手な付き合い方

飲酒の心がまえ(飲む前に…)

自分の限界を知って飲もう

深夜の駅のホームなどで泥酔してしまっている人を見かけて、思わず「身の程知らず」と心の中でつぶやいてしまったことはありませんか?そう、まず自分の「身の程」を知ることが楽しく健康的にお酒を飲むスタートになるのです。

まず「自分の限界」とは、あくまでも「これ以上飲んだら倒れてしまう」とか「もどしてしまう」といった危険な状態をさすのではなく、楽しく余裕を持ってお酒を飲める範囲の上限をさします。いいかえれば「適量」ということでしょうか。 通常、肝臓で分解されるアルコールの量は1時間で体重1kgあたり0.1~0.2g(=体重60kgの人なら6~12g/1時間)といわれています。もちろん個人差もかなりありますし、同じ人でもその時々によって差が出てきます。その要因としては、

  • 1. 遺伝的体質(家系的にお酒に強い弱いという話=持って生まれたアルコール耐性)
  • 2. お酒に対する慣れ(久し振りに飲むお酒はききます)
  • 3. 体調(疲れている時のお酒もききます)
  • 4. 飲酒条件(飲むピッチ、食事の量)
  • 5. 性差(一般的には女性の方がアルコール耐性は低い)

などが挙げられます。
また、酔いは飲んだお酒の量そのものではなく、摂取したアルコール量に因りますので、飲むお酒のアルコール濃度を事前に把握しておくことも必要です。

お酒の種類による飲み方を考える

お酒の種類によって酔い方が違うとか「チャンポン」は悪酔いの元とかよくいわれますが、本当にそうなのでしょうか?お酒の種類によって酔い方が違うということは化学的・医学的にはないようです。酔いというのは最終的には摂取したアルコールの総量によって左右されるわけですから、酔い方は飲む量とスピードによって決まります。ですので、もしあるとすればそれは心理的な要因です。特に考えられるのは、ある特定の種類のお酒でひどい悪酔いを経験してしまったとかいう場合、それが記憶に残り「このお酒は合わない」と思い込んでしまうことです。
当然その時の悪酔いの原因はお酒の種類ではなく、あくまで飲み方の問題です。
焼酎にしても日本酒やビールにしても、普段から飲み慣れているお酒であれば自分の酔いの状況とそれ以降のペースなどについて判断ができますが、飲みつけないお酒やたくさんの種類のお酒を飲む(チャンポン)場合は、ペースがわからなかったり、飲んだアルコールの量がわからなくなってしまうということになります。
ご参考までに主なお酒のアルコール濃度を挙げておきます。でも、お酒の席でこのような表を頭に描いて計算しながら飲んでも、おいしくないかもしれませんね?

お酒の種類 アルコール度数
(平均)
アルコール量
焼酎 25 1合で36g
日本酒 15 1合で21.6g
ビール 5 500mlで20g
ワイン 12 フルボトルで72g
ウイスキー 37 ダブル1杯で17.8g
チューハイ 5 350ml缶1本で14g

ゆっくり自分のペースで、会話を楽しみながら

酔い方左右するもうひとつの要因、ペース。無理に人に合わせてしまって飲み過ぎることはありませんか?「つきあいだから…」と無理をしたりせず自分のペースを守ることが大切です。
やはりお酒は、家族や気の合った仲間たちと食事や会話を楽しみながら飲むのが一番。でも仕事上のお付き合いなどで「飲まなければならない」こともしばしばです。そんな時でも是非「自分のペース」を守ることを意識しましょう。「俺の酒が飲めないのか?」と強引に勧める人も最近では随分減ってきましたし、自分のペースを守ることは決して失礼にはなりません。必要以上に気を遣わず無理のないお酒を楽しみましょう。
でも、お付き合い以上に危ないのが「独り酒」。会話をする相手がいませんから、ついついピッチが速くなりオーバーペースになりがちで、結果的に飲み過ぎてしまうことになります。飲む程に酔い、酔う程に客観的な判断ができにくくなりセルフコントロールもどこへやら…。自分がどれくらい酔っているのかがわからなくなってしまうのが独り酒の一番危ないポイントです。

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