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グレープフルーツ

ミカン科ミカン属
英語名:grapefruit、pomelo
仏語名:pamplemousse
柑橘類の中でも非常に人気が高く、世界的に広い用途で消費されているグレープフルーツ。生食はもちろんのこと、加工食品にも幅広く利用されていますが、サワーや果実酒などの素材として、焼酎甲類との愛称も抜群です。今回はそんなグレープフルーツの魅力に迫ってみましょう。

グレープフルーツの由来と特徴

グレープフルーツは亜熱帯地域を原産とする柑橘類で、10~15cm程の大きな果実が特徴。数個が房状になってブドウのように結実することから、このように呼ばれています。18世紀に西インド諸島のバルバドス島で発見され、ブンタン(文旦)とオレンジが自然に交配して発生したものといわれています。木は通常5~6mの高さですが、成長を続けると13~15mにもなり、直径5cm程の5弁の白い花をつけます。
果実は果汁が非常に多く、酸味と苦みが爽やかな印象を与え、生食からジュース、ジャム、ゼリーなどの加工食品まで幅広く利用されています。代表的な品種は果肉が白いものですが、赤肉種の「ピンク」や「ルビー」も多く流通しています。
世界各地で栽培されていますが、アメリカのフロリダ、カリフォルニア、アリゾナが主要産地で、他にイスラエルやアルゼンチンでも多く生産。日本に輸入されるものは殆どがフロリダ産とカリフォルニア産です。グレープフルーツは、1年中店頭に並びますが、フロリダで熟したものが輸入される4月~6月が最も美味しい時期といわれています。
果汁が多いため、生食の場合、横から半分に切って果肉をスプーンですくって食べるのが一般的。世界的に朝の食卓に欠かせないポピュラーな果物となっています。

スウィーティ(オロブランコ)

緑色の果皮をしており、酸味が少なく甘みが多く、爽やかな香りが特徴。グレープフルーツとポムロ(ブンタンの一種)を交配して作られた新しい品種です。通常、イスラエル産のものが「スウィーティ」、カリフォルニア産のものが「オロブランコ」と呼ばれています。

グレープフルーツの効能

約90%が水分ですが、ビタミンCを非常に多く含み、クエン酸も豊富で、風邪の予防や疲労回復によいといわれています。また、特有の苦み成分であるナリンギン(ポリフェノールの一種)は、脂肪の分解を促進する作用があり、高脂血症に効果があるといわれています。グレープフルーツ1/2個で、1日に必要なビタミンCを摂取することができます。

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